キャッシュカード

私は今もまだ住宅ローンを払い続けていますので、その代金引落し等々のために毎月わずかな資金を銀行のATMを使ってマニュアルで移動させています。9月7日の月曜日に自宅でその準備をしていましたら、某銀行のキャッシュカードにけっこうな割れ目が入っていることに気づきました。

しばらく前からそのような状態になっていたのかもしれませんが、気づいたのはこの日でした。

とりあえず、メンディングテープで応急措置をして近所のATMを廻り、帰宅してさっそくカードの再発行方法等々のことについてスマホで調べてみました。


* ATMってなんか分かりにくい略語ですよね。Automatic Teller Machine(または Automated Teller Machine)の略で「現金自動預け払い機」を意味するとか。「Teller」は銀行の窓口係を意味しているということです。 


そーしますと、当該銀行のアプリを使用すればスマホで手続きができるとのことでした。

さっそくアプリをダウンロードし、指示されるがままに銀行の支店コードや私の口座番号、その暗証番号、氏名などを打ち込んでいきますと、結果はなんと「このカードはアプリでは対応できません」ということでありました。


そして、問い合わせ先の電話番号が現れました。

電話をいたします。

例によって、「この電話はお客様サービスの向上のために録音させていただいております」のアナウンスを聞かされ、次にはまた例によって、○○の御用件の方は1と♯を押してくださいなどという案内を聞かされ続け、その後に担当部署につながれますが、これまた例によって「申し訳ありません。ただいま電話がたいへん込み合っております。順番におつなげいたしますので、そのままお待ちください」と言われ、長い長い待ち時間の後に担当者が電話にでてきます。


私はいつも、こんなに苦労して電話がやっとつながったのにこの瞬間に何かのミスで電話が切れてしまったりしたら、そんな不幸なことは他には存在しない、どーか電話がつながったままで続きますように!・・・と、不信心ながら神様にお祈りしたりいたします。


で、いろいろと状況説明をいたしますと、担当者は「電話でお聴きして手続きのできる場合もありますので、お客様のデータをお聞かせください」と言いますので、また指示されるままに銀行の支店コードや口座番号、その暗証番号、氏名などを口頭で伝えます。

そして、その答えは「このカードは電話では対応できません」ということでありました。


結論は銀行の窓口に行ってほしいとのことです。

私は、「私のカードがアプリや電話で対応できないという理由はカードが古すぎるということでしょうか?」と質問しますと、それには電話ではお答えできませんので窓口で説明を聞いてくださいとのことでした。

私のそのカードは実に古く、ほぼ半世紀前のものです。

しかし、後日窓口で説明を受けましたが、電話で答えられないような何か秘密の内容ではなく電話口のオペレーターには説明のムズカシイ内容であったというだけのようです。

私は、高齢者には詐欺などの防止のためそーいうふうに対応するのか、あるいは私が知らぬ間に私は国家権力による資金凍結の対象となっているのではないか等々と不安な想像が重なります。


この翌日は、某事情により昼間から酔っぱらってしまったため、そのまた翌日、秋雨前線停滞による大雨の中、ある支店へと向かいました。


銀行に入りますと案内係の方が立っていましたので来店目的を言いますと、その件でしたら銀行のタブレットを使えばご自分でできると言われました。それができないのでここにやってきたのだと言いますと、銀行設置のタブレットだとできるかもしれませんと言われ、またまたそこで指示されるままに銀行の支店コードや口座番号、その暗証番号、氏名などを入力しましたが、やはり「このカードは対応できません」と示されます。かなりの時間のムダです。

まぁ昔の私でしたら、「だから言っただろー!」と担当者にせまるところですが、現在はひたすら温厚で優しい高齢者ですから、「やっぱりダメでしたね」とおとなしく窓口の順番を待ちます。


そして、窓口で呼ばれ、担当の方が作業を進めていきますが、途中で奥に入りエラそーな方々も含めて3~4人で相談タイムに入ります。

これは、私の貯金の内容が当局に通報するようなものを含んでいてその是非を相談しているのか等々と心配しながら長時間にわたり見守っていましたが、相談会はその後も3回ほど繰り返されました。

後でお聞きしますと、私のカードが古すぎて現在のその銀行のシステムでは直接的に処理できないものとなっている、例えば、新しいカードの発行処理を始めるとその時点から旧カードの使用はエラーを頻発する可能性があり、当初新しいカードが届いたら古いカードを破棄してくださいと説明していましたが、今ここで回収して処分するしかありませんなどとその場で私の記念すべきカードをハサミで切断されたりいたします。

また昔々のカードなので家族カードの記録などが全く残っておらず、その処理もできません。家族カードを作っておられたら、またまたエラーが生じる可能性がありますなどと言われたりもします。

&、システム上、暗証番号を機械で自動的に引き継げませんので、変更する手続きをとって同じ番号を新たに入力していただかないといけません・・・等々等々。

なかなかの作業です。


カードを再発行するだけで、1時間半ほど銀行に滞在することとなりました。

担当の方にスマホなどで再発行の手続きができない理由をお聴きしますと、カードがやはり古すぎて当時のシステムと現在のシステムの互換性がなくなってしまっているからということでした。

この辺の機械的なことは私にはよく分かりませんが、4桁の暗証コードもそのまま継続することができないというほどのことですから、そーいうことなのかもしれません。なんのこっちゃ・・・


最後に私の旧カードの発行日を聴きましたら、「それは分からないが、この口座の開設は昭和55年(1980年)の3月です。」と教えていただきました。

私が大学院を卒業して就職したその時のものです。同時にカードを作ってそのまま使い続けていましたから、カードも45年の命を全うしたといえるかもしれません。

何か1つの区切りが生じたようにも感じます。


銀行の担当の方も、このカードを見るのは初めてだったようです。

またその処理について、「たいへん勉強になりました」と非常に優等生のご挨拶をいただきました。

ややこしいことばかりで、ありがとうございました。


銀行に行った翌週、新カードが郵便で到着。

さっそく、ATMでテスト。無事、出金できました。


* 写真の1枚は45年前にいただいたキャッシュカードケースです。紙製のもので、ひょっとしたら某鑑定団とかいうテレビ番組に出るくらいの価値があるのではと思ったりしています。




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